2010年8月29日

「フランケンシュタイン」造られた巨人⑧

モス!

「造られた巨人」、仕上げ作業編
今回は頭部。結局油土原型時から大きな変更はしとりません。頭部の金属棒は当初両端に2本埋め込んでいたのですが少し変化が欲しかったので1本は抜けたか破損した事にし残りの1本だけにしました。





頭髪はズボンの毛皮とは逆にこれ以上のモールドは施しません。その方が小説内での表現に有る「黄色い皮膚は下の筋肉や動脈の作用をほとんど隠さず、髪は黒く艶やかにすらりと伸び、歯の白さは真珠の様。だがそんな贅沢は、いっそうおぞましさを際立たせるばかりでした。はめこまれた薄茶の眼窩とほとんど同じ色に見えるうるんだ目、やつれたような顔の色、一文字の黒い唇を。」の質感を保てると判断しました。

続く