2010年10月14日

「キンゴジの模型」・・⑪コンセプト&サイズについて

モス!

「キンゴジの模型」・・・・私事ですがこの作品、83年頃から色々造り始めて丁度300作品目になります。記念ぽく何か意味の有る作品にしたいと考えた時に「幼い頃から脳裏に焼き付いている画像」を自分で立体化したいという想いに行き着いた。その画像こそが「旧○サン商店製/電動プラモ<ゴジラ>」の「箱絵(スチール)」なんですわ。


6歳頃かな、近所のプラモデル屋の高い場所に飾られたこのデカイ箱絵を初めて見た時の衝撃は相当なもんでした。地方の子供にとって情報の少ない時代だっただけにモロに箱絵のインパクトがドォーン!!と伝わって来たんですな、息が詰まりました。
それからというもの、親に買ってもらえる日まで寝ても醒めても状態で何度もプラモ屋に見に行きましたな~。買ってもらえた日は走って家に持ち帰り独り喜びを噛みしめた。当時物心がついてから一番嬉しかったかもしれん。

それが、大人になってから気付いたんですが、どうやら私の場合はプラモデルの中身よりも箱絵に惚れていたようです。中身の事はそれ程でもないのに今でも箱絵の画像を目にする度にドキッとするんですな。それと当時幼心にプラモデルは「車、戦艦、戦車、戦闘機」等は箱絵と中身が同じ感じやのに何で怪獣は箱絵と中身が違う雰囲気なんやろ。歩かんでもええからもっと箱絵に似た中身欲しい。と思てたんは私だけでしょうか。

(C)1962 TOHO PICTURES,INC.

「旧○サン商店製/電動プラモ<ゴジラ>」の「箱絵」・・・・スチール左右反転裏焼きエピソードは周知の事実だが、私の脳裏に焼き付いている画像はこれ。作品完成後はいつも視界に入る卓上に飾りたいんで20cm弱サイズ(ベース有り)にしました。

以上の理由から我がままな話ですが300作品目は40年以上前の自分の為に造っとります。想いを共有出来る方には喜んで戴けると信じて・・・・。

モス!